わさお銅像制作と設置について

わさおありがとう実行委員会は、昨夏に亡くなった鰺ヶ沢町の人気犬わさおの記念碑設置活動に関して、以下、発表いたします。

  • 寄付の総額について
    本活動に対してお寄せいただいた寄付の総額は5,337,164円となりました。ご支援いただいた多くの方に感謝の意を表します。なお、寄付の受付は終了させて頂いております。
  • 記念碑について
    「わさおありがとう記念碑」はわさおの等身大のブロンズ製の像(銅像)として制作され、鰺ヶ沢町の海の駅わんど敷地内に設置される予定です。完成の時期は本年秋頃を予定しています。
  • 銅像について
    銅像の原型制作は、動物木彫り彫刻家のはしもとみお氏にお引き受けいただきました。
    また、銅像の制作は黒谷美術株式会社(富山県中新川郡立山町浅生150)にご担当いただくことになりました。
    銅像の形状は、お座りしている単体のわさお像となります。軽トラの荷台と同じくらいの高さの台座を想定しており、かつてのわさおにまた会えたと思っていただけるものを目指します。

参考画像

像作成のための資料写真(1)とはしもとみお氏による制作イメージ画像(2、3)

1:わさお銅像の写真資料
2:はしもと氏によるCGイメージ
3:はしもと氏による水彩イメージ

原型作家:はしもとみお氏について

兵庫県生まれ。木彫で動物たちの生きている姿そのままを形作る、肖像彫刻家。三重県在住。

2008絵本「神様のないた日」(タリーズコーヒージャパン)出版(タリーズピクチャーブックアワード)
2011「注目のアーティスト探訪 どうぶつ彫刻家 はしもとみおの仕事」(MOE 7月号)
2014はしもとみお展 動物たちからの手紙」三岸節子記念美術館(愛知)
「いぬねこ島へようこそ! 彫刻家はしもとみお展」gallery kissa(東京)
2015「はじめての木彫りどうぶつ手習い帖」(雷鳥社出版)
2016「クロスロード【はしもとみお/彫刻家】」(テレビ東京番組系列)
2017「木彫りどうぶつ美術館 はしもとみおの世界」 ヤマザキマザック美術館(名古屋)
2018「猫を彫る」(辰巳出版)
「どうぶつ郵便局へようこそ」郵政博物館(東京)
2019「はしもとみお 彫刻展 星になった動物たち」四日市市立博物館
「はしもと みお彫刻展 -かたちの向こうにあるもの-」GINZA TANAKA 銀座本店(東京)
2020「にいみどうぶつ列車へようこそ!はしもとみお木彫り動物の世界」新美美術館
「はしもとみお彫刻展 海からはじまるいきものたち」蘭島閣美術館
日本モンゴル民族博物館 企画展「つなぐ シーズン1」参加
2021サンリオ展「ニッポンのカワイイ文化60年史」参加
「はしもとみお どうぶつ彫刻展 美術館でアートキャンプ!」ふくやま美術館

銅像制作:黒谷美術株式会社について

昭和47年の設立以来、精巧さと芸術性を追求した付加価値の高い製品を世送り出す。
独自の精密鋳造、ブロンズに留まらず様々な素材での鋳造や多くの技術を開発・保有している。
国内外で活躍するアーティストの作品など、特に大物作品やモニュメントなどの製作に数多く携わっている国内屈指の美術鋳造メーカー。

“わさお”について

迷い犬だったところを保護された毛の長い秋田犬。その容姿が「ブサかわいい」と話題になり、後にその半生をモチーフにした映画が制作され、女優・薬師丸ひろ子さんとダブル主演を果たす。鰺ヶ沢町特別観光大使、JR鰺ケ沢駅観光駅長、日本ユネスコ協会連盟世界遺産活動特別大使“犬”(ワンバサダー)などの肩書をもつ。2020年6月8日午後5時54分に永眠。推定年齢13歳。